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大きな政府か小さな政府かという議論が尽きないが、
日経BPの政党診断をしたところ、
珍しく「小さな政府・競争重視路線」と診断された。
僕は「大きな政府」が必要だと考えているが、
設問の内容によっては別の結果になることもある。
公平な条件での競争は歓迎されるべきで、
規制緩和路線、官から民への流れは、活力を生む。
村上ファンドはどうかしらないが、
ソフトバンク、楽天、ライブドアはみんなを幸せにした。
能力のある人を縛ってはいけない。
その上で、税制で所得を再分配すればいいじゃないか。
いまの日本は、弱いものに下駄を履かせて失敗させないシステムだ。
結果の平等のために機会の公平性を欠いている。
農業保護とか、土建屋保護とか、である。
「どんどん競争させて、敗者がでたら所得再分配の恩恵を存分に与える」
そんなシステムへの移行が必要だと思う。
人間の価値は平等だが、一方で、残念ながら、
科学や産業が発達しすぎて、社会に与える影響力は、
有能な人間と無能な人間とのあいだで差がつきすぎてしまった。
僕を1000人集めても、孫正義には勝てない。
僕の10倍の筋力をもつ人間はいないし、
僕の2倍のIQをもつ人間もいない。
だけど僕の1000人分以上の仕事ができる人は存在してしまう。
弱いものに下駄を履かせて、みんなを中流にして、
小金持ちからしこたま税金をとる、っていう作戦は困ります。
(切実な話ですが、うちの家計が困ってるんです。)
日本には、厳しい累進税制と自由競争を両方主張する政党はない。
結成当時の民主党が近かったけれど、みんなの党はちょっと保守過ぎる。
僕のようなリバタリアン・リベラルにとっては極めて難しい問題だ。
そうそう、自由競争といっても、長時間労働規制だけは譲れない。
そうそう(2)、共産党は、法人税減税反対よりも、
證券優遇税制(分離課税)反対を前面に押し出すべき。
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ハーバード白熱教室でそんな話出てたな。
返信削除自分に優れた才能があったとしても、
それは偶然そのような能力が必要とされる
世界に生まれたというだけのことであって、
そこから生まれた富は無限には所有できず、
弱者への再分配という形で均衡が図られるべきである。
この論理をどう受け止めるかで、
社会における自分の値打ちが決まるような気がする。
そのとおりです。5万年前なら僕は野獣に喰われてました。
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