福祉の運用は難しいよね

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そこそこ売れているお笑い芸人の親族が生活保護を受給するのは不正受給です。


しかしながら芸能人の親族は公人ではないので、


それが報道されることは、重大なプライバシーの侵害です。


生活保護、あるいは最低保障年金とかベーシックインカムは、


貧困から本人を救うだけでなく、


治安の改善と、世代にまたがる貧困の連鎖を断ち切るために必須です。


私には平均的な労働者の３倍ほどの生涯賃金を得る見込みがありますが、


それは私の能力がたまたま現代を生きるのにマッチしていただけで、


私自身が常人の３倍の能力や価値を持っているとは思いません。


生活保護でパチンコするとか外食をするのが許せないという意見がありますが、


「パチンコの様な無意味なギャンブルで浪費をしない」、


あるいは「きちんと自炊して倹約な生活を送ることができる」、


ということが、あるていどの教育を得ないと身につかない、


重大なある種の"文化資本"である、という観点が抜けています。


また食料品などの現物支給を主張する意見もありますが、


100均で揃えられる文房具を全部コクヨで統一している様な官庁が、


スーパーの特売みたいな値段で買った米を支給できるとは到底思えないので、


効率的な運用からは遠ざかるでしょう。


現状の生活保護は認定のハードルも金額も高いことが、


ある種、既得権化してしまっているので、


小額をたくさんの人にばらまく作戦、


例えば働く能力はあるが仕事が見つからない人には、


財産の保有を認めつつも小額を広く支給するのも手かと思います。


文明が進歩し、全員が満足する財やサービスを生み出すのに、


全員が必要でなくなってしまいました。


そのうち、1割が働いて9割が福祉で生活するところまでいくでしょう。


私は、日本の医者で上位1割に食い込む自信がないです。


国家資格と保険制度に守られてぬるま湯の中でヤクザな商売をしておりますが、


みなさん、一寸先は闇ですよ。


ちなみに私は現物サービスは全部民営化して、


現金だけ強烈に再配分する、単純で大きな政府がいいと思っています。


医療も郵政も交通も(教育は微妙？)民営化大賛成だね。


公務員(特に地方公務員と団体のみなし公務員)もいっぱい削減できるね。